【ボウズダイジェスト】某月某日・釣り【後編】


えっちらおっちら、更新です。
11月になりましたが、日中は結構上着無しでもぶらぶら出来ますね。

相変わらず時系列を無視して、過去の出来事をあげ連ねます。

【某月某日:淡路島各所】

10月、連休を利用して淡路島釣行へ出かけました。
レンタカーを借りて夜の8時過ぎに自宅から出発。今回もI先輩は
一緒です。いつも覇気のない人ですがこの日は妙にテンションが高く、
「グミと眠眠打破、買ってきたで」と言い、車内で早速グミを
振る舞い「眠眠打破あるで」を連呼していました。さながら中学生です。

彼はこの時、知らなかったのです。我々が後にひどい目に遭う事を…

IMG_1793

夜の11時過ぎに淡路島入り。
淡路島のインターを降りてすぐの釣具店「エサピチ」にて諸々購入。

今回はキスを狙っての釣行。アオイソメ、オキアミを仕入れて
少し車を走らせた所にある「浦県民サンビーチ」へ向かいました。

ここは海水浴場なので、シーズン中は大変便利が良い場所です。
トイレもあるし食べ物屋さんも賑わっているし、暑ければ釣りをやめて
泳ぐ事だって出来ます。
しかし、季節は秋。しかも真夜中。シーズンオフの今、車を停める事も叶いません。
やむなく少し離れた所へ停めて釣り場へ向かうと、エギングをしている
人が2人。しかしイカが釣れている様子もなく、程なくして帰られました。

私達も投げ釣りを始めてみましたが、誰一人、何一つ釣れず…。
夜の海は肌寒く、暗闇で釣りをしていると何とも空しい。

先に言っておくと、この釣行で唯一価値があったのは夜空の星だけです。
寝転がって見上げた時の星の綺麗さだけは思い出深いです。

そんなわけで、寒さと空しさに痺れを切らした我々は早々にサンビーチを
辞して、夜通しポイント探しに明け暮れる羽目になったのです。

翼港、津名港、炬口と順々に下っていき、ついに洲本まで。いずれも
既に多数の人が場所取りをしていて、入り込める余地がない…。

結局、散々走り回った挙句に翼港まで戻ってきました。
時刻は4時。何と、数十台はあろうかという車が列をなして、ゲートが
開くのを待っていました。
皆、時間まで大人しく待っているのかというとそうではなく、車に残留
する人と、徒歩で中へ入り場所取りをする人とに分かれて行動している
みたいです。私は相当眠かったので残留組になり、男性二人が場所取りに
向かいました。この時点でK氏もかなり運転疲れしていたと思いますが…。

朝6時、ゲートが開くと一斉に車が中へと動き始めます。
入口ではスタッフが駐車場代と管理費を徴収。
ここは港とは名ばかりの釣り公園の様な場所。トイレも売店もあるし、
管理費として一人500円徴収されます。

周りはどこを見ても人、人、人。
とにかくファミリーフィッシングが多い!自分達も似たような物
ですが何と言いますか、狭い…。
小さい魚影が沢山あるものの、ここでキスは見込めなさそう。
足下にはスズメダイしかいないので、少し遠目に投げると…

IMG_1795

ちっこいガシラが2匹。

IMG_1797

更にちょい投げを繰り返すと、やたらでかいベラ。
20センチには届きませんがそこそこ。即リリース。

IMG_1798

更に定番の外道、クサフグ。
このフグ、すでに別の釣り針が頭に刺さった状態でした。
さっき痛い思いをしたばかりだろうに、何ともはや…
満身創痍のフグ、頭の針も外してあげたかったけれど、
深く刺さっていて無理そうでした。とりあえずリリース。

これはいかん、淡路くんだりまで来てこれはいかん。
せめて目的のキスを一匹でも…。

またしても我々はポイントを移動。
最後の願いを託して仮谷漁港で竿を出しましたが、ベラが2匹だけ…。
帰り際声を掛けて下さったおじさんがいたので、キスが釣れなかったと嘆いたら
「釣れるで、あのブイの辺りまで投げたら結構でかいのが釣れる」
との事。しかし、そのブイまではゆうに80〜100メートル位ありそう。
うーん、無理。
半端な投げ仕様でキスを釣ろうと考えていた我々がアホだった、という結論に至り、
泣く泣く帰途に着きました。

IMG_1799

日が昇ってからもう一度「浦県民サンビーチ」へ寄ってみました。
夜の間は分からなかったけど、かなり常夏の雰囲気でした。
写真だけ見たら、ちょっと南国っぽい。

IMG_1800

帰りは岩屋にある道の駅に寄りました。
ここは、何と明石海峡大橋の真下に位置しています。

IMG_1803

すごい迫力!
夜にみた星空、そしてこの明石海峡は良い思い出です。

うーん、日帰りで淡路探索に来たと思えばまぁ…。
どうせなら何か美味しいものでも食べて帰れば良かったです。

何の参考にもならない、ヘボヘボ釣り紀行でした。