【武庫川】タコ糸でタコを釣る【一文字】


先週は尼崎の武庫川渡船に乗って、武庫川一文字までタコを釣りに行ってきました。
私の会社のI先輩とK氏と、3人での初釣行です。
I先輩とK氏は二人で何度か釣りへ行っていますが、私を含めて3人で行くのは初めてです。

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始発から二本目の電車で武庫川駅へ。
駅からは送迎バスがあるので、電話をして待ちます。

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受付で必要事項を記入して申し込むのですが、受付台に猫が。
気持ち良さそうに横たわっています。

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他にも何匹かいたのですが、人懐っこかったのはこの猫ちゃんのみ。
耳カットされているのは、確か避妊が済んでいるという印でしたっけ。

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さぁ、受付を済ませたら売店で餌、仕掛け等を仕入れて船に乗り込みます。
時刻は朝7時前です。

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こちらが武庫川一文字。東西4.5kmに伸びる長大な防波堤で、船は6カ所のポイントにそれぞれ停まってくれるので、好きなポイントで降ります。この日、私達は5番に降りました。

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今回の目的は表題にもある通り、「タコ糸でタコを釣る」です。
K氏が用意した特製リール。タコ糸が巻いてあります。
ちなみに竿はタックルベリーで370円で買った中古の振出竿です。
タコ糸が100円、リールは父の借り物なので、仕掛けを合わせても合計で800円足らずです。

この日も多くの釣り人がこぞってタコを狙っていましたが、どうもリールにタコ糸を巻いていたのは私達だけだったようです。
しかし、恥も外聞もありません。理論上はタコ糸でも釣れるはず…。

仕掛けはタコジグ。
ちっちゃいタコの形をした、オモチャの様な仕掛けでおびき寄せて鈎に引っ掛けます。

タコ釣りは初めてなので、こんなアホみたいなもんで本当に釣れるのか?と思っていましたが、釣り人はみんな真面目な顔でこのオモチャをぶら下げて、堤防をうろついています。

しかし、タコの時合が過ぎてしまったのか、さっぱり……。

ちなみに、このタコジグはすぐに無くなります。
根がかったり糸ごと切れるなどして、海中に消えてしまう危険性の高い仕掛けですが、結構高いのでバカになりません。

実はI先輩とK氏はつい最近サバを狙って垂水のアジュール舞子に行ったのですがほぼボウズで、この日の事は二人の間で「アジュ舞の悲劇」と呼ばれていました。

今日も何も釣れなかったら「武庫一の悪夢」になってしまう……。
悪夢を恐れた二人は、早々にガシラ釣りへ変更。

そして…早速ポイントを見つけてガシラGET!

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この後はひたすらガシラを釣り続ける二人。
もはや入れ食い状態です。
しかし、釣り続けるうちに当たりが減ってきて……ついには殆ど釣れなくなりました。

彼らはどうやら、ガシラの村を一つ壊滅させてしまった様です…トータルで40匹。

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さて、彼らがガシラの村を容赦なく襲う間も、私はあほ面でタコ糸を垂らしながら防波堤をタラタラ歩いていました。

この間も何度となく当たりはあったのですが、上げてみるとユウレイボヤばかり…。
ホヤの一種で、画像検索すると分かると思うんですが夜間にぼんやり光る事からこの名前がついているそうです。
しかし、本当に気持ち悪い。皆も忌々しげに足で蹴って海に落とします。写真を撮る気も失せる程気持ち悪い。

もう殆ど諦めかけていた時、再びずっしりとした当たりが。
どうせまたユウレイボヤだ。鬱陶しいなぁと思いながら力任せに上げると…

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釣れた!!!
マダコです!めっちゃ小さいけど釣れました!
私の根気の勝利です。

実際にタコ糸を使って見ての感想ですが、私はやりやすかったです。
タコ糸の強度なら壁に張り付かれても躊躇なく力任せに引っ張れます。
壁に吸盤で張り付かれると全然上がらないので竿が持たなくなってしまう事もありますし、ナイロン糸だと強度によってはタコに負けて切れてしまいます。
その点、タコ糸の太さなら糸を直に掴んで引っ張れるので、個人的には使い勝手が良かったです。言うなればタコとの綱引き合戦。
竿を用いているとはいえ、殆ど手釣りの様な感じで楽しい。
しかし、所詮は綿糸。イガイやコンクリの角などで擦り続けたら、あっさり切れる脆さもはらんでいます。

何にしても、小さいながら釣れて良かったです。
この日は結局同じような大きさのマダコが合計で3匹。

さて、次回は「釣ったタコでタコ焼きパーティ」です。

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