【一大事コレクション】お魚調理道具


えっ!もう2017年の上半期が終わるんですかい?
本当に?
信じられない。
とにかく月に一度は絶対更新するぞ!から月に一回更新すればセーフ、みたいになりつつありますが表題の通り、今回は私が愛用している魚の下処理用グッズをご紹介したいと思います。

一大事は完全に自己流で魚を捌いています。
その捌き方は、怪我を怖れるあまり相当野暮ったいものになっているのですが、それで慣れてしまった以上仕方ありません。
慣れないやり方で怪我をするのが一番怖い。
先端恐怖症というわけではないのですが、包丁の切っ先や鋭い刃を想像し、もし怪我をしたらと想像するだけで血圧が下がるのです。
若い頃は割と怖いもの知らずでしたが、年を取るとあらゆる事に消極的になり、とかく保守的です。
遊園地に行けば馬鹿の一つ覚えでジェットコースターばかり乗っていたというのに、今じゃ絶対乗りたくありません。

そんな私が色々考えた末、手元には以下の道具が揃いました。
使う順番にご紹介します。

①  鱗トル

海上釣り堀へ行く様になって買いました。
真鯛の鱗は厄介なんです。
レジ袋の中で取るとかシンクに薄く水を貼って水中でやる、ペットボトルのキャップを使う等色々試しましたがとにかくめんどくさい。
数が多くなってくると気が狂いそうになります。あれこれ調べるうちに、やけに絶賛されているこの「鱗トル」を見つけました。

使ってみての感想ですが、本当にめちゃくちゃ綺麗に鱗が取れました。
鯛が得意と言うだけあって、あの硬い鱗がいとも簡単にスルスル取れていきます。
飛び散る事もほぼありません。
しかし、買ってしばらくは調子が良かったんですが、何十匹とこなす内にゴム部分が磨耗して近頃微妙……。
ゴムをカッター等で削り出せば購入当初の使用感が取り戻せるのでしょうが、それがうまく出来ません。
現在、全く使えないわけではありませんが、鰭、尾、腹付近は取りきれなくなってきました。価格から考えると手放しで勧められるかは、うーん……。

②  ベルモント 小魚用ハイパーうろこ取り

鱗トルで取り切れなかった部分に対処する為に購入しました。
もともと、小型〜中型の魚に対して鱗トルは大きすぎると思っていたので手に入って満足しています。

③  伊勢 菊一 中出刃(舟行)左利き用

伊勢神宮外宮の参道にあるお店で購入しました。
左利き包丁はこれが初めてでしたが、本当に使いやすいです。右利き用で不便していないつもりでしたが、包丁は左利き用がいいんだな、と実感しました。
一方で、ハサミは左利き用を買ってみたら使いづらかったです。

④ 鳥部製作所 カニチョキ

商品名からして、カニに使うものなんでしょうが、とにかく万能。魚以外にも肉、野菜と何でもサクサク切れます。
魚に使う場合、中骨と腹骨の繋ぎ目をこのカニチョキでバチバチと骨ごと切り離しています。小型〜中型の魚であれば十分頭を落とす事も出来ます。
ここが自己流というか、包丁がうまく入っていかない場所はあっさり諦めてハサミを使います。かなり使い込んでいますが、刃こぼれもないですし柄の部分が壊れる様子もありません。
とっても頑丈なのです。千円弱でこれは本当にお得。相当気に入っているので、もう一本買おうかとさえ思っています。

⑤ 骨切鋏(鶏肉用) ※メーカー不明にて画像リンク無し

カニチョキでは対応出来ない青物や大型の真鯛の時に重宝しています。
元はフィスカースの魚用キッチンバサミが欲しかったのですが、当時はどこも在庫切れで手に入らなかったので似た物を探し回り、この鶏の骨切り鋏に落ち着きました。現在はフィスカースも手に入るみたいですが、何故か値段が探していた当時の倍に……。何だかんだで頼りになる鋏です(もはやペンチですが)。真鯛の頭を割る時にも使います。でもほんと、切れ味もパワーもすごいので、これで間違って怪我したらと想像するとやはり血の気が引いていく……。

番外編. ベルモント 魚っ平(さかなっぺ)

これ一つで豆アジ等小魚を手早くおろせるとの触れ込みで、興味本位から購入。
しかし、身をすくう様にしておろすコツが今もって掴み切れていません。
ただ、青魚の皮を剥ぐのには便利です。ゼイゴを取り除くのにも役立ちます。
が、使用頻度は低め。

以上のような感じです。
本当は徹頭徹尾包丁一本でこなすのが一番スマートなんでしょうが……。

しかし、最初の頃は本当にひどかったです。
釣り堀の鯛も、包丁を入れる位置が分かってないもんだから胆嚢を潰すなんてザラだったし、気温の高い部屋でモタモタ処理する内に身が匂い始めたり、皮がうまくひけなくて癇癪を起こしたり、床が鱗まみれだったり。
今もまだまだですが、釣りを始めた当初に比べれば少しはマシになったような……?

次回は、今年の鰻事情について更新予定です。