【神戸イワシ祭り】某月某日・釣り【2016.秋】


5月も終盤です。
毎回毎回、月末になってから駆け込む様に更新しています。
そんな調子だもんだから、何と2017年5月時点で、まだ去年の釣果を更新しきれていないよ!

今回は表題の通り、波止からのイワシ釣りについてです。

三宮近辺をご存知の方は、上の写真をご覧になればおおよそ場所の検討がつくのではないでしょうか。前方に見えるのはメリケンパークのオリエンタルホテルです。
思わせぶりな事を言ってないで場所を克明に記せよとお思いでしょうが、実は時が経ち過ぎて本当に曖昧模糊になってしまっています。
法務局の近くだったかなぁ、とも思うんですがgoogleマップを見ればみる程、はて……と首を傾げています。
駅から歩いて行ける位の近さなのは間違いありません。そう考えると恵まれたポイントです。何と言っても便利が良い。三宮はフィッシングマックスさんもありますし。

ともあれ三宮に勤める父の確かな情報で、ここへイワシを釣りにやってきたわけです。
何でも連日イワシが入れ食い状態なんだとか(2016年11月時点)。

確かに!

シャッターチャンスを外してしまいましたがこれ、釣れた時は全ての針にイワシがかかっている状態だったんです。まさにパーフェクト。
全員散り散りに飛んでってますが……。

K氏は絶えず大物かイカしか眼中にないので、この日もエギングをすると言って少し離れた場所でシャキシャキとエギを投げていました。
が…釣れない釣りはやはり面白くないようで、程なくしてサビキ釣りに加わる等、気ままにしていました。

所で、釣れない釣りは確かに面白くも何ともないのですが、釣れる釣りというのも度を超えると止め時を失うものです。
イワシがクーラーの半分位になった辺りから「やばいぞ……」と思い始めましたが、父は次から次にイワシを釣り上げます。
自分も釣りたいからポツポツやるんですが、そうなると当然総量が増える。
「これだけあれば充分だろう」と思い、K氏に声を掛け下処理に回る事にしました。そのうち父も納竿するだろうと思っていたのです。

手元のイワシを半分近く洗った辺りで、さぁそろそろ全体の片付けもやっていこう、と思ったら。

父がまだ釣っている。俄然釣っているのです。

「いかんいかんやばいやばい!」

もうこれ以上はいらん!という制止でようやく釣るのをやめたのですが、そうしなければまだまだ釣り続けていたかもしれません。
どうした事でしょう。昔「家は漏らぬほど、食事は飢えぬほどにてたる事なり」
という千利休の言葉を教えてくれた筈の父があそこまでイワシを釣り続けてしまうとは。

そんな訳で、両家で分けた結果、こんな事になりました。

ざっと60~70匹位でしょうか、父は我が家の半分位の量を持って帰りました。
全体に十数センチで良いサイズ、脂もたっぷりのっています。
さて、この沢山のイワシ、立派な物は当然刺身にするとして、後はどうしてくれよう……。

とりあえず軽く塩漬けにしてから、一夜干し組とオイルサーディン組に分けました。
下がオイルサーディンです(一夜干しの写真を撮り忘れた)。

2日間ひたすら圧力鍋でオイルサーディンを作って、一夜干しをパッキングして冷凍して、という作業に没頭しました。
オイルサーディンは会社の皆にも食べて貰いましたが、ちょっと骨が硬かったですね、もっと長く圧力をかけるべきだった。
一夜干しは塩の量が不安でしたが美味しく出来ましたよ!冷凍したのでしばらくDHAに困らない生活でした。

そして、これこそ釣り人の特権、イワシのお造りです。

腸炎ビブリオが怖いので、塩水で洗った上に酢でも洗ってあります。
もちろん絶品でした!青魚の刺身ってやっぱり美味しいですね。イワシの刺身は特に美味しいと思います。

この時釣れた中で一番大きかったイワシ。

20cm近くあるんじゃないかな?いや、超えてる?
立派ですよね、節分の時に用いられるレベルの大きさ。

今年はどうなのかなー、今年もイワシの回遊はあるんだろうか。
あの時結構イワシを捌いてマスターした気になっていたんですが、今となってはさっぱり忘れてしまいました。
去年より絶対うまく捌きたいので、今年もまた釣りに行きたいです。
その時は、父も程々にして貰いたい所です(台所に長時間立ち過ぎて腰がおかしくなった)。