さあ、去年の釣行記録をしれっと更新していきます。
2016年7月です。
K氏の会社の方々のお誘いに便乗し、久しぶりの日本海へ。
この時お世話になった船は若狭ふぐの宿「下亟」さんの海漁丸。
午後14時前後に出船して日中は五目釣りを行い、日暮れと共にポイントを変えて
ケンサキイカにシフトします。
いかんせん船中での写真が殆ど無いのですが、日中の五目釣りはぼちぼち。
前回もそうでしたが、安定して連子鯛が釣れました。嬉しいゲストとしては、コショウダイと、アコウ。
五目の仕掛けですが、針の号数は9号~11号位までで、6本針。
特段規定もなかったので正直扱いやすければ何でも……とは言わないまでも、枝長も枝間も好みかなぁと思うんですが、
私達は一応ささめ針さんの「アジ一筋」をメインに廉価品の船用サビキ仕掛けを幾つか持っていきました。
錘の号数は忘れてしまった。意外に軽かった記憶があるので30号位でしょうか(何の参考にもならない)。
仕立て船だから多少仕掛けがちぐはぐでもいいか、と気が緩んでしまった感は否めません。
アジは残念ながら釣れず……。前回の様にウマヅラハギの顔を拝む事も出来ませんでしたが、本命のケンサキイカを狙って日没からはいよいよイカメタル(鉛スッテ)でのイカ釣りです。
私もK氏も中古で買い揃えた中通しの竿で挑み、着実にイカを仕留めていました。
刻々と時は過ぎ、時刻は22時を回った辺り。
灯りに引寄せられた無数のイワシ(豆アジ?)が群れを成して海面でさんざめき、その間を縫う様にダツがうねります。
昼からぶっ通しで釣り続けていたせいか、足元がフラフラ、頭はクラクラ。
機械の様に仕掛けを沈めてはあげ、イカを外してはまた仕掛けを沈め……と無心で流れ作業をしていると、
「あ”あ”あ”あ”ーーーーー!!!」
K氏のすごい叫び声が横から聞こえました。
見ると……
何も持っていません。
もしかして……
船内は一時通夜の如く静まり返りましたが、上司から仕掛けを借り、予備の竿を使って何とか釣りを再開出来ました。
本当に有難かったです。Wさん、あの時はご面倒をお掛けしました……。
とはいっても残り時間もあまり無かったので、以降釣果は伸びませんでした。
(竿まるごとロストしたショックからメンタルがボロボロだったせいもあるかも)
何はともあれ、23時半頃に納竿、0時過ぎに無事帰港です。
長時間に渡る釣りで、帰りの記憶が殆どありません。どこかのSAで寝ていたとは思うんですが……。
今回のメインターゲットだったケンサキイカ。
下は、日中の五目釣りの釣果です。
メバル、アコウ、連子鯛、手のひらサイズの真鯛。
下の写真で見るとわかりますが、一際大きい連子鯛がいます。てっきり真鯛が釣れたと思って一瞬めっちゃ喜びました。いや、連子鯛も美味しいし大好きなんですよ。
アコウは23cm位。
胸鰭をひっくり返したら、その真下が白抜きしたみたいになってました。
もう一匹の小さめのアコウはそんな風になってなかったんですが。何ででしょうね。
大した問題ではないですが、何だか面白いですね。
そして、コショウダイ!30cm未満ですが十分脂がのっていて美味しかったです。
料理の写真があんまり無いのですが、ケンサキイカの刺身。
もちろん絶品です。
他にもK氏がワタ炒めやイカスミパスタ等を作ってくれまして、めちゃくちゃ美味しかったんですが、何せ真っ黒過ぎた……。
見た目はともかく、本当に美味しいんです。
下は、コショウダイとアコウの刺身。
うっすら血合いが見えているのがコショウダイです。初めて食べた魚なんですが、これは本当に美味しかった!
狙って釣れるものでは無いのかもしれませんが、機会があればまたお目にかかりたい魚です。アコウも上品な白身で、期待通りの食感と味でした。ただ、個人的には刺身よりも煮付けが印象に残りました。
アコウの煮付け、めちゃくちゃ美味しいです。頬肉はK氏に断りもなく全部独り占めしてしまいました。
今回はK氏が竿とリールを一式ロストするという悲しい出来事に見舞われましたが(一度目は須磨海釣り公園で魚に持っていかれた)釣果は上々、美味しい晩餐にもありつけて、あらゆる意味で思い出深い釣行と相成りました。
今年も行けたらいいな〜