換羽もいよいよ終わりか、という時にプクさんの様子がおかしくなりました。
嘴やアイリングの血色は通常通りで食欲もあるのですが、開口呼吸の時間があまりに長く、
うまく飛べずにすぐ落下してしまうのです。
換羽の最中も元気がないのかあまり水浴びをしてくれませんでしたが、ここ3日の間も
やはり水浴びに消極的。
もしかして、気付かない内に怪我でもしたのかもと思いかかりつけの病院へいきました。
そして診察して頂いた所……。
「羽が糊みたいな、よく分からないものでパサパサに固まっています」
ええ!何だろう、心当たりがない……。
しかし、放鳥時片時も目を離していないかと言われると、そうとは言い切れず。
開口呼吸は10日前から断続的にありましたが、換羽時にはよくある事でしたし、
その間も問題なく食器戸棚の上まで飛んでいたのに、ここ3日程で急に飛ぶ力が
衰えたのです。
という事はこの2、3日の間に何か台所付近に置いていたもの……というと、
蕎麦湯位しか覚えがありません。
我が家は十割蕎麦にはまっており、その茹で汁が大好きで蕎麦湯だけそのまま
飲んだりしているのですが、この時は鍋に放置していました。
鍋の淵についた蕎麦湯は乾燥すると糊のようになってこびりつきます。
これを踏まえてプクさんの羽を見てみると、羽に極端な色汚れはないけれど、カピカピに
なっている。蕎麦湯が乾いた時に似ている……という事は、プクさんは蕎麦湯を口に
した恐れが……。口腔内に球菌が認められた事からも、何か餌以外の物を口にした可能性が高い。
本当に申し訳ない事をしました。無責任と言われても言い訳のしようがありません。
先生曰く、お腹は綺麗だから嘴についた液体が羽繕いの時、風切羽にどんどん
塗り広げられたのかも?と推測していました。
また、風切羽と背中付近がパサパサな為、保温機能を失い開口呼吸に繋がっていた様です。
とにかく、毎日水浴びをさせながらじわじわ糊を落としていくしかないとの事。
野鳥のように飛べない事が生死につながる環境ではないから、最悪次の換羽までこのままでも問題はない。
むしろ無理に汚れを落とそうとすると羽の構造が壊れるのでそれはやめて保温に気を付けましょう、とアドバイスもいただきました。
ちなみに球菌がいた為、抗生物質も処方頂きました。
しばらくは投薬生活&放鳥も水浴び時のみです……返す返すも反省です。
気の緩みから鳥達を危険に晒してしまい、本当に申し訳ない事をしてしまいました。
水道水からしか水浴びをしないよもプクですが、それだけに台所付近への警戒が薄くなっています。
ガスの元栓を閉めたり食材を出しっ放しにしないだけじゃなく、放鳥の際はあらゆる物を片づけなくてはと改めて思いました。
人間にとっては何でもない物でも、小鳥にとっては危険、そういう物が家の中には沢山ある、
当り前の事なのに、毎日の中でつい油断してしまっていました。
飛べない以外は元気いっぱいです。
昨日と今朝の水浴びで背中周りは結構ふわふわに戻り、開口呼吸が早速減少しています。
布団に入ろうとするよもさんに怒るプクさん。
今回の件は、飼主として無責任でした。
物言わぬ命だからこそ常に先手を打って配慮しなければ、知らぬ内に苦痛を与えてしまっているかもしれない。
これからは気を付けようと思います。
コメント
原因がわかってよかったです。
うちは家にいるときはほぼ放し飼い状態で監視していないので今後気をつけます。
有難うございます!なかなか難しい問題ですよね、片時も目を離さず…とは行かないと思うので…。トイレ行く時もあれば、ちょっと物を取りに別の部屋へ、なんて日常茶飯事ですしね…結果論ですが、これがカレーや食用油でなくて本当に良かったです(><)
大変でしたね。大丈夫ですか?
実は うちの荒文鳥のアラちゃんも開口呼吸なんですよね。病院行こうか悩んでいます。
放鳥して飛び回った時に開口呼吸になって、それ以外は普通なので 決め手にかけています。
やっぱり何か異変が…と考えるのが妥当ですよね?
難しいですね~!私の所も最初は「この頃暑いからじゃない?」と言われたので、飛行時以外が普通なら気候のせいなのかも…でも、専門医に診て貰って安心するのも一つですし…。こちらは常時開口だったのでその旨を伝えて羽を見てからは「これじゃ皮膚呼吸が出来ないですね」となった感じです。