卵管炎・脱腸・卵管脱【応急処置】


先週末は一気に暖かくなりましたね。
愛鳥家の皆さん、気温の乱高下で鳥さん達の体調に変化はありませんでしたか?
案の定といいますか、かなり高めの温度を保っていたのにまたしてもプクさんは脱腸しました。
(卵管脱かな?)

今回は昼休みに会社から一時帰宅した際発見したのですが、いつもなら戻してくれるK氏は会社で不在。
これから病院へ連れて行くにしても、終業後しか無理。
しかし、脱出した状態で数時間放置するのは前回の一件からも危険過ぎる。
そこで思い切って自分で試みた所、意外にもうまくいきました。
獣医さんにも「綺麗に戻ってますよ」と言って貰えました。

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午後からは、すぐ病院へ行ける様、会社に連れて行きました。
3回糞をしましたが、その内1回が血便。まだ卵管炎は完治していないのか?

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救いだったのは、食欲があって体重も全く減っていなかった事と、脱出を元に戻してからの排泄がスムーズだった事です。
終業後に病院へ行き再度トリブリッセンの投与を行う事になりました。卵管炎です。
見て頂いた所、卵管内に卵材や腐敗物もなくスッキリしているので、くすぶっている菌が何かのきっかけでまた悪さをしているのだろうとの見立てでした。

そもそもプクさんは今冬一度も産卵していないので、原因としてはお尻から入った菌が原因と考える方が自然かもしれません。
卵管炎は外から入った菌が原因である他、排卵後のトラブルで卵材等残留物が腐敗し菌を発生して起こる事もある様です。

卵管脱と直腸脱は一見しただけでは区別がつきにくいですが、これらが体外に露出している状態は尋常ではありませんので速やかに専門の動物病院へ行き、体内に戻して貰わなければなりません。
管は粘膜ですから長く体外にあると乾燥し、壊死してしまいます。また、括約筋に締め付けられ続ける事でも壊死しやすくなります。
何より危険なのが、鳥が自分の嘴でそれを傷つけてしまう事です。
違和感から触ってしまうのだと思いますが、そうなると状況は更に悪化します。

速やかにと言っても、夜に発見して朝まで待たねばならない事もあると思います。
脱出している器官を戻せない場合は、鳥が嘴で傷つけてしまわない様、エリザベスカラーをクリアファイルで作って装着してやります。
カラーの外径は鳥の大きさによりますが、文鳥はおおよそ3.5〜4.5cmの間で個体によって調節して下さい。
ネットで「鳥 エリザベスカラー 型(or型紙)」で検索をかけると参考になるものが出てくると思います。
粘膜の乾燥を防ぐ為にもケージ内の湿度は高く保った方が良いです。高温多湿で。
以前病院へ行った時に脱脂綿に生理食塩水を浸して粘膜を潤しているのを見ましたが、これを自宅で行う場合、
目薬のソフトサンティアや、コンタクトレンズの保存液ソフコンプラスを清潔なコットンに十分染み込ませ、あててやるというのも一つの応急処置です(自己責任にはなりますが……)。

一番安心できるのは、飼い主が押し戻してやる事です。
これまでにもかかりつけで「指や綿棒でぐいっと押したら戻るよ」
と言われてきましたが、いざとなると怖くて怖くて。でも、やってみたら何とか出来ました……。
今回綿棒にはソフトサンティアを染ませましたが、前に病院で「ベノキシール」という人間用目薬を表面麻酔として頂いたので、希望すればまた処方して貰えるかもしれません。

食欲が無い場合は、アクアコールの様な粉末飲料を溶かして与えると、水分、栄養補給になります。
一番は以前処方されて大活躍だったヘパンなんですが、市販では手に入りませんね。しかも、どうやら人間用っぽいです。

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日中はカラーを外して自由にさせていました。

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カラーをつけ続けていて羽が抜けましたが、また生えてきています。

 

追記

話には聞いていましたが、卵管炎は本当にしつこいようです。
後日、再脱出し縫合をして頂いたようです。トリブリッセンも効きが悪くなってしまい、一番最初の抗生物質に戻す方針になりました。
プクさん自体は元気らしく、単に炎症がクセになっているのだと思う、との事でしたが……。まだまだ鳥にとって寒い季節が続くでしょうから、退院してからも油断なりません。毎朝、暗幕をあげる時は本当に緊張します。サーモスタットも2台目が早速壊れて、参っています。サーモスタットって何であんなにすぐ壊れるんだろう。