【長文】釣り餌について考える【海上釣り堀編】

Pocket

久々の釣り記事です。
先月、今年初めての釣行でした。
船で明石のメバルか加太の真鯛、それとも海上釣り堀か……。
悩みに悩んだ結果、海上釣り堀に決定しました。

釣りをするにも色々あるわけで。川か海か、海ならば陸っぱりか、船か。
そこまではいいのです。好きな釣りはそれぞれだよねーって感じですむのですが、こと「海上釣り堀」となると人によって評価が大きく分かれます。
「海上釣り堀?高い金払って、養殖魚を釣るなら買った方がマシ!」
「魚は天然に限る」
「生簀の中の魚なんか釣ったって面白くない」
こういった意見がよく聞かれます。
そもそも私達は車がないので、どこへ行こうが何を釣ろうが一定以上の予算がかかります。海上釣り堀に払うお金も、船釣りに払うお金もさほど変わりません。なんなら釣り堀は女性が半額だったりするので、二人で割ればそれこそ船釣りと大差なくなってきます。シーズンならともかく、釣行計画時は真冬の2月。波止で頑張っても知れてるんだろうなぁと思うと、やはり船か釣り堀になってしまいます。

魚が釣れるなら何でも楽しみたい我々は、節操なく釣り堀へも足を運びます。

実は海上釣り堀はすでに数回経験していますが、最初の2、3回はほぼボウズで大変がっかりしました。
正直、生簀の中に釣り糸を垂れるだけでしょう?と甘く見ていました。
特に最初の方は、定期的にスタッフが「鯛入りまーす!」「カンパチ入りまーす!」と言って自分の真横で魚を入れているのが何とも滑稽でした。しかし、釣るとなるとこれが難しい。
棚が合っていないのか餌が悪いのか、ハリスがいけないのか、とにかく全く釣れないのです。お隣さんはどしどし釣っていても、自分の竿は静かなものです。

「おかしい……」

あまりに釣れないので「こんな事ならUSJにでも行けば良かったよ!」とやさぐれたりもしました。
一日いても鯛が1匹だけだったり、グレしか釣れなかったり(堤防で釣れたら嬉しいけど、釣り堀でグレが釣れた時のハズレ感と言ったらない)一定の釣果が上がらないのでトータルで赤字の状態が続きました。
これはいけない、と思った我々は微かな希望を託して某通販で「海上釣り堀専用餌」なるものを買い求めました。
商品はエビ、ササミ、カツオを特殊配合した液に漬け込んだ物3種類。騙されたと思って使用してみた所、これが意外にも大アタリだったのです。
特にエビを液体に漬け込んだ物は魚達に大人気で、何かしら必ず当たるという状態でした。カツオも放り込んだ途端にクロソイがかかる始末(青物狙いだったのですが……)。ササミもカツオも、これまで散々自分達で用意してきた素材なのに、どうしてここまで差が出るのか不思議でした。
何が混ざってるのか興味津々でしたが、当然企業秘密でしょうし人間が食べる物ではないので、パッケージには原材料の詳細がありません。
ですが毎回餌を取り寄せるのも大変だし、完全にこの餌頼みになるのもちょっと……。

そこで今回、ネットで先達のブログ等色々な文献を読みながら自分達で近い物を作る事にしました。

まず、対象魚が日頃口にする食べ物を中心に考えていきます。釣り堀の魚は基本的にペレットを食べているのでミックやマダイイエローといった練餌が無難とされていますが、それだけでは釣れない時間帯も訪れます。
そこで変り種として鶏ささみやエビ、トマト等がよく用いられます(釣り堀の魚は雑食に近い状態なのか、たまに「まさか」という物で釣れたりするようです)。
今回は有頭甘海老とブラックタイガーの二種類を用意しました。
そしてそれを漬け込むものとして「えびみそ」を購入。

IMG_0512

考え方としては、その魚が普段食べている餌が植物性(藻や植物性プランクトン)か動物性(イソメ、ゴカイ、エビ、貝類、小魚)かで判断します。
鯛は動物性の物を食べているでしょうから、ニンニクのような植物性エキスは不要と考え、エビの内臓が凝縮されたえびみそに漬込みます。

IMG_0513

ここにカサ増しの為に水あめを加えます。いわゆる増粘剤です。えびみそだけではボソボソして馴染みにくいので、水あめでまろやかにする事で浸透性を高めます。
そして、某通販サイトの商品には「アミノ酸」「オリゴペプチド」と明記があったのでまずはアミノ酸の王道、グルタミン酸ナトリウム「味の素」を加えます。

IMG_0515

問題はオリゴペプチドです。言葉だけだと「オリゴ糖」でも入れたらええんかいなと思いがちですが、突き詰めるとアミノ酸がいくつか結合した状態のものを言うそうです(ペプチド化する事で、体内への吸収率が上がるそうですが、魚に対して吸収率云々と言っても……)。何で代用するか迷いましたが、オリゴペプチドで検索するとカツオをペプチド化したサプリがいくつか出てきたので「じゃあ鰹節でいいんじゃないか?」と思い一袋加えました(イノシン酸(カツオ由来)を多く含むハイミーでも良かったかもしれません)。後は、フォークで串刺しにした甘海老とブラックタイガーを一晩漬け込み完成!

IMG_0514

いよいよ、実釣です!結果は次回……。

釣果はコチラ【釣果はいかに】釣り餌について考える【海上釣り堀編】